ロータリーエンジンの排気量と馬力

吸気→圧縮→爆発→排気というエンジンの行程を往復運動で行うレシプロエンジンに対し、ロータリーエンジンは回転運動で行います。エンジンの構造から動作までレシプロエンジンとは全く違います。ハウジングの中を三角のローターが回ります。ロータリーエンジンにはいくつかの独自の特長があります。その特長のひとつが少ない排気量で高い出力を得られるということです(構造上、招かれる関係ですから言い方が正確ではないかもしれませんが)。レシプロエンジンの場合、上記の吸気→圧縮→爆発→排気の行程をクランクシャフト2回転で行いますが、ロータリーエンジンの場合、同行程においてローター1回転あたり3回の爆発を得ています。勿論レシプロエンジンは1回の爆発です。つまりロータリーエンジンはレシプロエンジン同等の出力を得るにしてもより少ない燃料と空気ですむというわけです。RX-7の場合、排気量は654cc×2=1,308ccで250ps、280psという馬力を得ています。レシプロエンジンで250ps、280psを得ようとするならば2,000~3,000ccの容量が必要です。実際、ロータリーエンジンは軽量・コンパクトに出来ておりエンジンレイアウトの自由度が高いというメリットもあります。またレシプロエンジンで必要なコンロッド、バルブ機構が不要で部品点数が少なくシンプルです。

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